VS CodeでAIを使っていてクレジット上限に達してしまったときの強い味方、それが拡張機能の「Continue」です。Google AI Studioで無料のGemini APIキーを発行して連携すれば、制限を気にせず超強力なAIサポートを受けながらコーディングができるようになります。
今回は、Continueを導入したら最初にマスターしたい5つの主要機能とショートカット、具体的な活用法を1つにまとめました。
もくじ
1. 開発が爆速になる「Autocomplete(自動補完)」
コードをタイピングしている最中に、AIが「次に書きたいコードはこれですか?」と先回りして灰色の文字でコードを提案してくれる機能です。
使い方
- コードを入力し、改行(
Enter)などを押して少し待つ。 - AIが先々のコードやテストコードを灰色の文字で提案してくれます。
- 提案を受け入れる場合は、
Tabキー を押すとそのままコードが確定します。
単なるメソッド名の補完だけでなく、前後の文脈を読んだロジックの続きを丸ごと生成してくれるのが特徴です。
2. エディタ上で直接書き換える「Edit(インライン編集)」
チャット画面を開くことなく、今開いているエディタの画面上でコードを直接修正・リファクタリングしてもらう機能です。
使い方
- 修正したいコードの範囲をマウスなどで選択(ハイライト)します。
- 以下のショートカットを押します。
- Mac:
Cmd + I - Windows/Linux:
Ctrl + I
- 選択したコードのすぐ上に小さな入力欄が出現するので、指示を日本語で入力して
Enterを押します。
- 例:「このコードをより読みやすくリファクタリングして」
- 例:「各行に詳細なコメントを追加して」
- AIが提案した修正コードの差分を確認し、問題なければ
Cmd + Enter(またはCtrl + Enter) で確定します。
3. 分からないコードを徹底解剖する「Chat(チャット)」
コードの特定の処理をAIに見せながら、サイドバーのチャット欄で質問や壁打ちができる、最もよく使う機能です。
使い方
- AIに解説してほしい、またはエラーが出ているコードの範囲を選択(ハイライト)します。
- 以下のショートカットを押します。
- Mac:
Cmd + L - Windows/Linux:
Ctrl + L
- 左側のサイドバーのチャット欄に、選択したコードが自動的に取り込まれます。
- 下の入力欄に質問を入力して送信します。
- 例:「このポインタ処理でメモリリークが発生する可能性はある?」
- 例:「この関数が何をやっているのかステップ・バイ・ステップで教えて」
4. ファイルやプロジェクトを丸ごと読ませる「@ コンテキスト」
GitHub Copilotのように、一部分だけでなくファイル全体やプロジェクトの構成をAIに把握してもらった上で質問する機能です。Gemini 1.5 Proの膨大なコンテキストウィンドウを最も活かせる機能でもあります。
使い方
チャットの入力欄で @ (アットマーク) を入力すると、コンテキストメニューが表示されます。
@Files(または@ファイル名)
特定のファイル全体を丸ごとチャットに読み込ませます。ヘッダーファイル(.hpp)と実装ファイル(.cpp)を同時に読み込ませて整合性をチェックする際などに強力です。@Folders
特定のフォルダ配下にあるファイルをまとめて読み込ませます。Web制作でテーマフォルダ内のHTML/CSS/PHPを横断して見せたい時に便利です。@Codebase
ワークスペース(プロジェクト)全体から、質問に関連するコードをAIが自動で探し出して回答を生成します。
5. ルールに従って自律して動く「Agent(エージェント)モード」
AIが自分で考えて、必要なファイルを探したり、新しくファイルを作成したりと、実際の作業を自律的に行ってくれる応用機能です。
使い方
- Continueのチャット画面の入力欄の左下にあるモード切り替えドロップダウンを「Chat」から 「Agent」 に変更します。
- 入力欄に
/initと入力してEnterを押します。 - プロジェクトのルートディレクトリに
CONTINUE.mdという指示書ファイルが自動生成されます。
活用法
生成された CONTINUE.md の中に、プロジェクトの共通ルール(例:「コードは必ずC++98規格に準拠すること」「クラス名は必ず大文字から始めること」など)を記載しておきます。
その状態でAgentに「新しいクラスのひな形を作って」と頼むと、設定した規約を完璧に守ったファイルを自動で生成してくれます。
まとめ
クレジットの残高を気にせず、高性能なAIアシスタントをローカルの開発環境に組み込んで、快適なコーディング環境を構築しましょう!